皆さんは、まつ毛が凍たことはありますか?

まつ毛が凍ると、笑い話になってしまう気がしますが、まつ毛にとっては笑い話になりません。

まつ毛はどうして凍るのか?凍った場合はどうしたらいいのか?等を説明していきますね

 

 

まつ毛は凍る?凍らない?

 

 

まつ毛先生まつ毛先生

実はまつ毛は凍りやすいのをご存知でしょうか?

気温が下がってくるとさまざまな物が凍ってしまいます。

 

まつ毛は細長く前方へと突き出しているのに加えて、表面積があることから気温の影響を受けやすく、顔を構成している部位の中でも比較的凍りやすいのも特徴です。

 

凍って目の周りが白くなった様子は、まるで天然のエクステンションを装着したかのようになり、寒冷地では毎年冬を迎えると良く見られる風物詩となっています。

 

同じ現象でも、ある人は幻想的に見え、ある人はホラー映画の1シーンのように見え、三者三様の表情を見ることができます。

 

一見するとコミカルな表情に見えて思わず笑ってしまいがちですが、前述の目への異物の侵入を防ぐ機能を果たしてくれている証拠でもあります。

 

 

 

まつ毛が凍ると折れてしまう?

 

 

まつ毛先生まつ毛先生

まつ毛が凍ることは、女性にとっては大変な事です!

 

まつ毛が凍るとその姿を見たり、最近では写真を撮影してインターネットで公開するなどして楽しむ方も少なくありませんが、実はその向こう側には危険が迫っていることも見逃せません。

 

物質が一定以下の温度に達して凍ると低温脆性(ていおんぜいせい)という現象が起こり、通常は簡単に壊れない丈夫なものであったとしても、脆くなってちょっとした負荷がかかるだけで簡単に壊れてしまうことがあります。

 

まつ毛にこの低温脆性が起こると簡単に折れるため、コミカルなシーンだと笑っているわけにも行きません。

 

まつ毛が無くなってしまえば前述のような、目への埃や雑菌、汗などの侵入を防ぐ機能が失われてしまい網膜を傷つけてしまう事も考えられます。

 

また、凍りついたところに新たな水分や雪などが付着して大きな氷の粒となり、その重さによって毛根から抜けてしまうことがあれば、単純に折れた場合と違って、その箇所からまつ毛が生えてこないことも考えられます。

 

日常ではなかなか体験できない面白いシーンを楽しむのはほどほどにして、できるだけ早く暖かい場所へ移動して氷を溶かして安全を確保したいところです。

 

 

 

まつ毛が凍るの温度は何度から?

 

 

まつ毛先生まつ毛先生

急激な温度の低下は要注意です!

 

まつ毛が凍り始めるのは通常は水が凍るのと同様に氷点の摂氏0度からですが、脆くなって簡単に折れてしまうような低温脆性現象は急激に温度が下がるほど起こりやすくなります。

 

特に北国の人なら経験があるかもしれませんが、マイナス10度になると、鼻で息を吸うと鼻毛が凍ります。

 

ただ、マイナス10度では、まつ毛が凍ることはありません

(水分が付いていなければ)

 

日本ではまつ毛が凍ることは殆んどないので、何度から凍ってしまうかは私も体験したことがありませんが、「カナダにあるタキニ温泉で開催されたフォトコンテスト」の情報によると、マイナス20度で髪の毛が凍るとのこと。

 

髪が!まつ毛が!肩毛が凍る!凍りっぷりを競うフォトコンテストが開催

IRORIOより

 

この事から、まつ毛もマイナス20度から凍ると考えられます。

 

北海道の陸別町なら、マイナス20度を記録しているので、北海道ならまつ毛が凍ってしまう可能性が十分あることになります。

 

 

まつ毛が凍ってしまったらどうすればいい?

 

冷凍食品をイメージしてみると、刺身や肉を急速に冷凍させた後、食べる時にはゆっくりと解凍した方が鮮度が保たれて美味しいですよね。

 

急いで食べたい時にはレンジで温めるなどして解凍を早めることも少なくありませんが、味が損なわれていきます。

 

これは、急速な温度の変化に刺身や肉の細胞がついていけないことから、ダメージが与えられるのが原因です。

 

細胞で構成されているまつ毛も特に細長く前方に向かって生えていることから、温度の急速な変化の影響を大きく受け、急速に氷点下まで冷却されると凍りつくだけではなく低温脆性現象により脆くなり簡単に折れてしまう可能性があります。

 

日常では滅多に見ることができないシーンを楽しむのも時には良いものですが、目の健康を考慮した場合は急速に凍る場所へ行くなどの行為はできるだけ避けましょう。

 

 

 

暑いところのまつ毛はどおなる?

 

 

まつ毛先生まつ毛先生

まつ毛の事を考えるのであれば、紫外線には注意しましょう

 

まつ毛は熱を与えられると細胞に一定のダメージが与えられて柔らかくなり、形が変形することがあります。

 

この原理を利用したのが、まつ毛の形を整えるホットビューラーまつ毛カーラーなどの美容機器です。

 

先端には電気によって熱を発するヒーターが装備されており、まつ毛に当てたり挟み込むことで、熱を与えて柔らかくしてから好みの形に整え、やがて温度が下がるとそれまでの柔らかさを失うのと同時に形が固定されます。

 

場合によっては毛を柔らかくしたり、熱を与えられると固まる整髪剤のような化粧水やローションを塗布し、より効果を高めることもあります。

 

カールさせれば目を大きく綺麗に見せられるほか、まつ毛が眼球の方向にカールして眼球に触れることで目に痛みを感じるような、いわゆる逆まつ毛の補正も行うことができます。

 

これらの作用はあくまでもホットビューラーやまつ毛カーラーなどの、専用の機器を使用したことによる強い熱を与えた場合で、太陽光から与えられる熱程度ではここまでの作用は無いため心配はありません。

 

ただし、太陽光がまつ毛に照射された場合は紫外線の影響を受け、メラニン色素が反応して僅かながらダメージが与えられてコシやハリ、ツヤが失われてしまうことがあるため、日頃からしっかりとしたケアをするのが大切です。

 

 

 

寒いところでは、まつ毛ケアが必要!?

 

 

まつ毛先生まつ毛先生

寒いところでは紫外線によるダメージを受けやすいのをご存知ですか?

 

まつ毛が凍りつくとさまざまなダメージが与えられるため、できるだけ早く解凍したいところですが、移動する際に走ると氷の重さでまつ毛が折れたり抜けてしまうことも考えられます。

 

そのため迅速かつ慎重に移動するのはもちろんのこと、場合によってはまつ毛に付着した氷を手で押さえて振動によるダメージを軽減しながら移動します。

 

暖かい部屋に辿り着いたらじわじわと解凍させて元の状態に戻しますが、氷に含まれている水分に汚れがある場合に備えてハンカチやガーゼなどで拭いたり、最後には消炎作用のある目薬を差してケアしたいところです。

 

日常生活においてまつ毛が最もダメージを受けるのが紫外線の影響で、地球上で暮らしているからには避けることができません。

 

また、寒いところでは紫外線の影響は少ないかに思ってしまいがちですが、実は雪や氷からの太陽の反射光には多くの紫外線が含まれています

 

紫外線はまつ毛のメラニン色素に反応してダメージを与え、髪の毛と同様にハリやツヤが失われるだけではなく最悪の場合は抜けやすくなってしまうこともあります。

 

したがって、紫外線の影響を強く受けたという日には、まつ毛美容液を塗布してアフターケアを行うことも大切です。

 

 

 

まとめ

 

「まつ毛だって凍る!?凍ったまつ毛は折れてしまう!?」いかがでしたか?

 

まつ毛が日本国内で凍ってしまう事は少ないと思います。

 

それでも、もし凍ってしまったら折れやすくなるので、ゆっくりと溶かしていきましょう。

 

水分が付着して入れば余計に凍りやすいので、寒いときはきちんと乾燥させてからお出かけしましょう。