なぜ、まつ毛は髪の毛と違って、短いうちに抜けてしまうの?
まつ毛と髪の毛の生え方の違いは、毛周期が違うからです?
まつ毛の毛周期?
まつ毛の毛周期を知ることで、いつ抜けやすくなるのか?いつ、マツエクにオススメなのかがわかるんですよ♪
みなさん、まつ毛が生え変わる周期「毛周期」をご存知でしょうか?
まつ毛の成長は大きく分けて4段階にわけられ、それぞれの特徴を知ることで、健康なまつ毛作りにも繋がっていきます。
まつ毛の毛周期を、段階ごとに詳しくまとめましたので、参考にしてマツ育に繋げていきましょう♪
まつ毛が生え変わる周期
まつ毛は必ず抜けます!
花粉・ホコリといった外部の刺激から角膜・結膜を守るために生えているまつ毛。
このまつ毛も髪の毛と同じで、自然に抜けていきます。
まつ毛をはじめ、体毛は生え変わる周期があるからです。
体毛は細胞分裂を繰り返し、日々伸びていきます。
しかしある程度成長すると細胞分裂は止まり、やがて古い毛は自然に抜け落ちるようになります。
古い毛が抜けた後、しばらくすると再び新しく成長を始めた毛が生えてくるようになります。
このように体毛は古い毛が抜け、新しい毛が生えるという一定の周期を繰り返します。
この周期こそが、まつ毛が生え変わる周期「毛周期」と呼ばれるものになります。
抜けたり生えたりする毛周期は場所によって違いがある?
毛周期は身体の部位によって違うのです。
例えば髪の毛は1日に0.3~0.4mm伸び、成長期の期間が長いです。
一度毛が抜けると、次に毛が生えてくるのは約4か月後となります。
一方まつ毛は1日に約0.1~0.18mmずつ伸びていきます。
一度抜けると次の毛は約2か月後に生えてきます。
このように体毛によって1日に伸びるスピードや、古い毛が抜けてから新しい毛が生えてくるまでの期間が異なります。
ではまつ毛の場合、どの様な毛周期をたどるのでしょうか。
各段階ごとに詳しく見ていきましょう。
成長初期
成長初期とは、皮膚の下で毛乳頭が細胞分裂をはじめ、毛が伸び始めた頃の事を言います。
この頃はまだ、皮膚の表面まで毛は出てきていません。
あまり成長していない段階のため毛も細く、コシもないです。
この段階ではこれから成長するために、毛乳頭が毛母細胞を通じて細胞分裂に必要な栄養素や酸素を毛細血管から積極的に取りこむ時期になります。
酸素や栄養素を取りこむことで、太く長く成長していくのです。
もし生活習慣の乱れや表皮の乾燥などによって血流が悪い場合、体毛は細胞分裂に必要な酸素や栄養素を取りこむことが難しくなります。
すると細胞分裂の速度が弱まり、十分成長することができません。
十分成長できないと毛は細く短いままになってしまい、抜けやすくなる恐れがあります。
また外部から何らかの刺激を受けた場合も、毛の成長を弱める原因となります。
特にまつ毛の場合、この段階でエクステの装着などを行ってしまうと、その後十分成長できなくなってしまいます。
ですので、この段階の毛に対しては何か刺激を与えるようなことは避けるべきです。
成長初期に十分栄養や酸素を取り込むことが、その後のまつ毛の状態に大きく関わるからです。
成長初期の毛に対してはあまり刺激を与えないように注意しましょう。
成長期
植物で言うなら、芽が出てきて伸びている状態が成長期です。
毛乳頭が細胞分裂を続けていくと、やがて体毛は皮膚の表面に出ていきます。
この皮膚の表面に出た頃から、成長が止まるまでの期間が成長期になります。
成長期の間は、体毛は表皮の外側に出ていますが、細胞分裂は続いています。
引き続き毛細血管から酸素や栄養素を取りこみ続けているため、毛は太く長く成長していきます。
髪の毛の場合、この成長期の期間が長いため、太く長く成長していくのです。
一方まつ毛の場合、この期間は比較的短いです。
ある程度成長すると細胞分裂は止まり、自然に抜け落ちていきます。
このサイクルが早いため、まつ毛は一定の長さに保たれるのです。
まつ毛美容液でケアするなら、このタイミングを逃すな!?
より太く長いまつ毛にしたい場合は、この段階でまつ毛美容液を使うのがおすすめです。
この段階の毛は活発に細胞分裂が行われている時なので、栄養を与えることで成長が促進される可能性が高いからです。
一方エクステの装着は成長期になると可能になりますが、慎重に行う必要があります。
成長期のまつ毛は1日に0.1mm~1.8mmずつ伸びています。
そのため、しばらくすると装着したエクステの位置が変わってしまう恐れがあるからです。
もしもエクステを装着する場合は、どの程度成長するかも考えたうえで付けることが大切です。
退行期
退行期は成長が止まった時期の事を言います
毛細血管から酸素や栄養素を受け取り、細胞分裂を続けてきた毛乳頭。
しかし多くの細胞はある程度細胞分裂を繰り返すと、やがて細胞分裂を行わなくなります。
古い組織の成長を止め、新しい組織の成長に栄養や酸素を回していく必要があるからです。
この毛乳頭の細胞分裂が止まった頃を、退行期と呼びます。
退行期に入ると細胞分裂は行われなくなり、毛の成長は止まります。
毛乳頭と毛の結合は徐々に緩み、毛は徐々に上に押し上げられていきます。
まつ毛の場合、この退行期の頃が最も毛の長さが長いです。
この頃の毛は完全に皮膚から出ているからです。
ある程度長さがあるため、この頃のまつ毛は眼球を守る役割を担います。
なお退行期を迎えた毛に対してまつ毛美容液を使用してもあまり効果は期待できません。
毛と毛乳頭の結合は切れ、栄養を十分取りこむことができないからです。
マツエクするなら、退行期がオススメ?
まつ毛エクステはこの頃が最も最適とされています。
なぜならまつ毛はこれ以上成長することがないからです。
成長は止まっている為、エクステの位置はあまり変わらなくなります。
そのためまつ毛に対するおしゃれはこの退行期を迎えた毛に対して行うことがおすすめです。
毛が最も長く、丈夫で、まだ抜け落ちるまでには時間があるからです。
休止期
細胞分裂を止め、成長が止まったまつ毛はやがて、自然に抜け落ちていきます。
退行期の頃から緩んできていた毛乳頭と毛の結合が完全に切れるからです。
毛乳頭と毛の結合が完全に切れると、少しの刺激でも簡単に抜けるようになります。
古い毛が自然に抜けた後、毛乳頭は次の毛を生やすために準備を始めます。
この準備期間が休止期になります。
休止期の間、毛は生えてきません。
この期間の間、毛乳頭は球のようになってしまうからです。
まつ毛の場合、1日に約5本ずつ自然に抜け落ちていきます。
その後2か月の休憩を挟んで、再び毛乳頭は活動を始めます。
この休止期の間は毛は生えてこないので、次に生えてくるまで待つようにしましょう。
なおこの時期にエクステを装着することは避けるべきです。
休止期に近づいているまつ毛にエクステを装着した場合、自然に抜け落ちる毛と一緒にエクステも抜け落ちてしまう可能性が高いからです。
この期間にエクステをつけようとすると持続時間が非常に短くなってしまうので、できるだけこの時期を迎えた毛に対しては何か行うことは避けるようにしましょう。
また、休止期を迎えた毛に対してはあまり強い刺激を与えないことも大切です。
メイク等についてもできるだけ刺激を少なくするように心がけましょう。
まつ毛の成長の割合は?
成長初期・成長期、退行期、休止期それぞれの期間はすべて一定ではありません。
個人によって違いはありますが、目安としては成長期は約3割弱、休止期が7割弱と言ったところでしょうか。
退行期は、1割もありません。
つまり、まつ毛が成長している期間は意外と短いのがわかってきます。
一般的なまつ毛の毛周期は約4ヶ月(120日)と考えられおり、その中でも退行期は数日と言われています。
日数で表すと
成長期・・・約38日(32%)
退行期・・・数日(1%)
休止期・・・約80日(67%)
まつ毛の特徴は、毛が生え変わる毛周期と成長期が短く、成長スピード(成長速度)は頭髪の半分以下
(図 3) ヘアサイクルとその特性
7-11mm 80μm 4ヵ月 27%程度 38日 0.18mm/日
まつ毛のための食べ物とは
食べ物でまつ毛ケアしていきましょう♪
まつ毛にとっていい食べ物ということは髪の毛にとってもいい食べ物であり、そのあたりを中心に探していくことになります。
髪の毛にとって効果がある海草もまつ毛には効果が期待でき、発毛を促すにはもってこいの成分が含まれるなどこちらも必ず食べておきたい食べ物です。
亜鉛もまつ毛には非常にいい成分となっています。
アミノ酸やたんぱく質を作り出す際に欠かせない成分であり、抜け毛を防ぐ効果も期待できます。
亜鉛といえばレバーや牡蠣が一般的ですが、たくさん食べることを考えるとあまり現実的とは言えません。
おやつ感覚でまつ毛ケア?
マツ育におすすめなのがナッツです。
ナッツの場合にはおやつとして食べることもできれば、料理に用いることもできるなど意外と万能な食べ物という点も大きいです。
牛肉や卵、唐辛子などもおすすめであり、これらを食べることでまつ毛の育成につなげられます。
ただ、何事も適量が大事でありたくさん食べればいいわけではありません。
バランスを崩さない程度に取り入れていくことが求められます。
まとめ
「まつ毛が生え変わる周期|抜ける生える毛周期とは?」いかがでしたか?
どんな人でも、まつ毛は一定の期間ごとに抜け落ちて、また生えてきます。
成長の段階ごとに特徴があり、その特徴を知ることで元気なまつ毛作りに繋げていく事ができます。
まつ毛が生えたり抜ける、毛周期というサイクルがあるので当然のことです。
まつ毛の特徴を知って、パッチリな目元を作っていきましょう♪