
まつ毛美容液とまつ毛育毛剤って、やっぱり違うのかな?

美容液と育毛剤は似てるように感じるかもしれませんが、全く違うものと考えてください

何が違うのかしら?

まつ毛美容液と育毛剤は、取り扱い方や効果の違いがあります
まつ毛美容液とまつ毛育毛剤
同じように思えてしまいますが、取り扱い方が違う事から購入方法も全く違うのをご存知でしょうか?
何故、店頭では購入できないのか?
どちらでまつ毛ケアをしていけば良いのか?
まつ毛美容液とまつ毛育毛剤の違いを見ていきましょう
まつ毛美容液と育毛剤の違いとは?

まつ毛育毛剤を購入するには、医師の処方箋が必要です
長く豊かなまつ毛は目を華やかに見せてくれます。
まつ毛の量をもっと増やしたい、長く伸ばしたいと考えている女性も多いですよね♪
そんな女性の願いにこたえるアイテムが、まつ毛美容液とまつ毛育毛剤です。
この2つは同じものと誤解されることがしばしばありますが、実は違うのをご存知でしょうか?
まずは、その違いについて見ていきましょう。
まつ毛美容液とは
まつ毛美容液は、既に生えているまつ毛に栄養を与えてハリやコシを生み、健やかに育てるものです。
本数を増やす効果は期待できませんが、乾燥や紫外線から守って抜けにくくしてくれます。
最近は、長く伸ばす成分が配合されているものもあります。
ネットなどでは美容液であるにも関わらず育毛剤と呼んで扱っているケースも多く、注意が必要です。
医薬品等適正広告基準(注 5)により毛髪にはり、こし、つやを与える等の効能をうたうことができますが、まつ毛の育毛の効能効果をうたうことは認められていないと考えられます。
また、現時点(2019 年 7 月末時点)では医薬部外品として承認されたまつ毛美容液はありません。
国民生活センターより
日本国内で、まつ毛美容液に関しては「育毛効果」や「発毛効果」がある広告表現ができないことになっています。
まつ毛美容液とは、ハリやこし、つやを与え、マツエクやビューラーを使っていく事でダメージが蓄積されるのを防いでいくのです。
まつ毛育毛剤とは
一方、まつ毛育毛剤は、まつ毛が細い、少ないといった症状を治療する目的で使用される医薬品です。
そのため、日本のドラックストアなどでは販売されておらず、入手するためには医師の処方箋が必要になります。
製品によりますが、副作用が起こる可能性があるため医師の指示に従って使用することが基本となってきます。
まつ毛育毛剤の効果とは?

まつ毛育毛剤は、本来、睫毛貧毛症という疾患の治療に用いられるものです!
この疾患は、アトピーなどの皮膚疾患や抗がん剤の副作用、加齢などが原因で発症するもので、まつ毛が細く少なくなります。
エクステやマスカラなどによる負担が原因で起こるケースも見られます。
まつ毛が不足すると、ホコリや汗などの異物から眼球を守ることができません。
そのため、量を増やしたりしっかり太く育てたりする必要があります。
その治療に用いられるのが、まつ毛育毛剤というわけです。
まつ毛育毛剤にはビマトプロストという育毛成分が配合されていて、確かな育毛効果が期待できます。
手に入れるためには、クリニックで問診を受ける必要があります。
自由診療となるため、クリニックによって価格は異なります。
なお、基本的に医師の処方箋がなければ購入できないものですが、海外で販売されているまつ毛育毛剤を個人輸入することは可能です。
ただし、まつ毛育毛剤は医薬品ですので、副作用が起こる恐れは否定できません。
医師が処方した薬で副作用が起こった場合は補償を受けることもできますが、個人輸入した医薬品で副作用が起こってもすべてが自己責任なので注意が必要です。
まつ毛美容液の効果とは?

まつ毛美容液は、まつ毛を保湿したり栄養を与えたりしてハリやコシを生み、健康な状態を保つための目的で使います!
ビューラーやマスカラを使って毎日がっちりアイメイクをしている人、マツエクをしている人などは、まつ毛に大きな負担をかけ続けています。
また、日ごろあまりアイメイクをしないという人でも、夏は紫外線・冬は乾燥による負担がかかっています。
そのため、まつ毛に何もケアをしないままでいると、抜けてしまう可能性が高まっていきます。
まつ毛美容液によってケアすることで、抜けにくい状態に整えられます。
美容液に美容成分は入っていても、ビマトプロストのような医学的に育毛作用が認められている成分は含まれていません。
そのため、高い育毛作用はありません。
ただし、血行促進作用があるなど発毛しやすい環境のサポートが期待できる成分が配合されているものも出ています。
天然由来の成分が配合されていることが多く、肌への負担はマイルドなものになっています。
また、医薬品ではなく化粧品として分類されますので、副作用が起こることも育毛剤に比べて少ないと言えます。
安いものでは1000円代から高い物では1万円を超えるものまで、幅広い価格帯で販売されています。
安ければ良くない、高ければ良いというものでもありませんので、自分に合った美容液を見つけることが重要でしょう。
まつ毛育毛剤のメリット・デメリット

まつ毛育毛剤にはメリットもありますが、デメリットもあります!
まつ毛育毛剤の最大のメリットは、育毛成分ビマトプロストが配合されていて、使用すれば高い確率でまつ毛が生えてくることでしょう。
クリニックで処方された場合は、医師の指導のもとで使用しているため、万が一トラブルが起こったときでもすぐに適切な対処が受けられることも、メリットとして挙げられます。
デメリットとしては、副作用が起こる可能性があることです。
よく見られる副作用の1つが色素沈着で、目元の皮膚になどに付着するとそこが茶色っぽく変色してしまうことがあります。
瞳について黒目が濃くなったというケースも報告されています。
充血やかゆみ、まぶたの乾燥などが起こるケースも見られます。
まつ毛育毛剤を使用して何らかの異常を感じたときは、すぐに中止して医師に相談しましょう。
色素沈着であれば、使用しないでいれば薄くなっていくことが多いです。
また、妊娠している人、妊娠している可能性がある人への使用は禁止されています。
これは、動物実験において流産などの例が報告されているためです。
ビマトプロスト配合されているグラッシュビスタ。
妊娠または妊娠されている可能性のある人はグラッシュビスタの使用は避けて下さい。
(動物実験で早産、流産などが報告されている為注意*)
真崎医院より
医師の処方箋が必要でドラックストアなどで手軽に購入できないことも、デメリットといえるかもしれません。
ただ、これは副作用がある医薬品だけにしかたのないことでしょう。
まつ毛美容液のメリット・デメリット

まつ毛美容液の特徴を知って、賢くまつ毛ケアしていきましょう♪
まつ毛美容液のメリットは、手軽に購入できることと、副作用が少ないことでしょう。
ドラックストアなどでも買えますし、オンラインショップで扱っていることも多いです。
オンラインショップによっては効果が出なかったり肌に合わなかったりしたときの返金保証制度を設けているところもあります。
敏感肌の人などは、万が一肌荒れなどが起こったときには返金保証制度を活用すれば無駄にならないため、安心して購入できるでしょう。
また、まつ毛美容液の主な働きはまつ毛を元気にしてハリやコシを与えることですが、なかにはキャピキシルなどの成分を配合して長く伸ばすサポートをする美容液もあります。
さまざまな商品が販売されていて選択肢が多く、負担なく購入できる価格帯のものを選べることもメリットでしょう。
デメリットとしては、直接的な発毛を促す効果はあまりないことです。
まつ毛全体の量を増やしたいという人にはあまり向いていない場合もあります。
また、使い始めてすぐにまつ毛が健やかな状態になるわけではなく、継続して一定期間使い続ける必要があります。
使用量を守らず大量につけたりして、まぶたがかゆくなったり色素沈着を起こしたりした例もありますので規定量は必ず守るようにしましょう。
育毛剤でまつ毛が伸びる!のは危険!?
本来医薬部外品の育毛剤は、皮脂分泌が多い頭皮への使用を考慮して処方された商品と考えられます。
その育毛剤をまつ毛に使用することは本来の目的には合わないことです。
まぶたは皮脂分泌が欠乏し易い部位なので、頭皮とは皮膚の環境が大きく異なります。
そのため、育毛剤をまつ毛に使用すると皮膚トラブルが起こる可能性が高いのです。
厚生労働省より
間違えても育毛剤で「まつ毛が伸びる」という事を考えないようしましょう。
まとめ
「まつ毛美容液とまつ毛育毛剤の違いって?」いかがでしたか?
簡単に違いをまとめると
☑まつ毛育毛剤は医師による処方が必要
☑まつ毛美容液は、店頭やネット通販で簡単に購入できる
☑育毛剤に育毛効果が期待できるが、まつ毛美容液には直接的な育毛効果は無い
☑まつ毛育毛剤より、まつ毛美容液の方が副作用が少ない
まつ毛美容液なら、返金保証もある場合もあるので試しやすく、購入もしやすいので試してみてはいかがでしょうか?